日本貿易振興機構（ジェトロ）は「Takumi Next 2020」を初めて台湾に移しました。ジェトロは偶然に、デジタルマーケティングやEコマースの運営で提携経験があり、ノウハウを持つWAVENETに声をかけ、EC運営チームと協力して、台湾でのオンラインとオフラインを統合し、日本職人の精神と伝統工芸を台湾市場に広めていくこととなりました。

ハイブリッドイベント通じて「クロスプラットフォーム」で台湾市場の実行可能性をいち早く見出した

クロスボーダービスネスと海外マーケティングが得意とするWAVENETが日本の職人ブランドを台湾に持ち込みました。 アジア初のデザイナーIPプラットフォーム「未来市」と、台湾で最も影響力のある資金調達プラットフォーム「flyingV」と連携し、日本職人が手かけた工芸品の台湾での市場性を、バーチャルおよびリアルチャネルで段階的に検証していくプロジェクトです。

まず、華山文化創意園区の「未来市」で、3週間にわたって「Takumi Next 2020」工芸展テーマのポップアップストア開設、日本文化深みのある匠精神の工芸品を来場者に紹介しました。未来市プラットフォームのデザインとクリエイティブの系統を通じて、ブランドのコアなユーザーに直接アプローチし、ユーザーからのフィードバックを即座に収集し続けることができます。 同時に、展示会のデジタル広告やソーシャルマーケティングも同時に実施し、データの蓄積を拡大します。「 ショート＆クイック」戦術により、消費者の嗜好を素早く検証し、リアルタイムで調整を行うことができます。

「Takumi Next 2020」のポップアップストアが話題を呼んで広まった後、広告データや展示会に来られた方のフィードバックを合わせて分析し、第二段階として、flyingVのクラウドファンディングのプラットフォームで販売する製品を選定します。 クラウドファンディングによる第二波の露出により、いち早く消費者に商品を知ってもらうとともに、今後の長期的なEC運営や商品選定方向性のために販売データの蓄積を続けています。

商品選定から販売まで、EC運営から見たブランドマーケティング

「Takumi Next 2020」 職人展は、日本の震災復興を機に、日本国内18都道府県の43ブランドと職人（匠）の素晴らしいモノづくりを台湾に紹介することをミッションとして、台湾で初開催となります。 しかし、確かに製品の品質は魅力的だが、台湾マーケットがそれを買ってくれるかどうかという問題もございます。 コラボレーション企画が確定後、WAVENETの新規事業部責任者である駱 呈義（ Joe Lou）氏は、さまざまな分野の専門家と協力し、アジア初のデザイナーIPプラットフォーム「未来市」の創設者である汪 麗琴(Grace Wang)氏及び台湾で最も影響力のあるクラウドファンディングプラットフォーム「flyingV」CEOである鄭 光廷(Tim Cheng)氏と2019年末に東日本の地元の職人を訪ねました。 Graceは、長年の経験を生かして、どのブランドや製品がより人気があるのかを選別する役割、Timは、クラウドファンディングの観点から選択する役割を担っています。

クロスボーダービジネス、ECで市場を試すことによって、試行錯誤のコストを削減できるリスク回避の方法です。Joe によると、 EC運営の考え方は、ブランドが事業の初期段階で確固たる足場を築くのに役立ちます。 消費者が常に変化する小売の新時代において、特に伝統的な工芸品業界では優れたコンセプトや製品を実現するチャネルがなければ、ブランドの寿命が縮むことになります。 そこで、WAVENET ECチームが統合のもと「未来市」展示プラットフォームを通じて、日本職人精神と独自の文化的・創造的DNAのブランド優位性を強化し、短期間で物理データを収集し、「flyingV」プラットフォームが重視する群衆創造性と組み合わせてオンラインデータを蓄積し、ロングテールの利益を生み出し続けることができました。

パンデミックが続いているため、ポップアップストア出展には若干影響があるかもしれないが、それでも3人は、「Takumi Next　2020」がオンラインとオフラインのハイブリッド運用で台湾で発酵し、日本ならではの伝統工芸品を消費者に見てもらい、台湾市場で「匠」の次の可能性を広げ、また台湾の地方創生に異なる戦略的思考を与えることを期待しています。

オンライン広告やマーケティングに関する詳しい情報を知りたい場合、WAVENETにお問い合わせください。

e-mail: wavenet.jp@wavenet.com.tw