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WAVENET 共同経営者張景翔(Charles Chang)氏にインタビュー|新しいメディア秩序の到来、2022年に向けて企業はどのように備えたらよいのでしょうか?

2021年の第4四半期を迎え、台湾はパンデミックの深刻な影響から沈静化したところですが、世界のデジタルトランスフォーメーションの波にも巻き込まれています。 しかし、2021年に世界を席巻するのはコロナの流行だけではありません。 GDRPのプライバシーポリシーに応じるcookielessとAppleのATTポリシーは、デジタルメディア広告のゲームのルールを完全に変えました。危機なのかチャンスなのか、新しいメディアと企業秩序が形成されつつある今、この劇的な変化を前にして、企業は今後どのように対処していけばいいのでしょうか?

今回は、WAVENETの共同経営者である張景翔(Charles Chang)氏にインタビューを行い、国内外のグローバル市場の変化を観察と経験した上で、台湾企業にとって最適なアドバイスを提供したいと考えます。

1. パンデミックの影響によって企業は明らかに消費市場の変化を感じていると思いますが、企業の将来の経営戦略にどのような影響を与えると思いますか

グローバルな市場動向から見ると、中小企業から大手ブランド顧客まで、コロナによってデジタルトランスフォーメーションが加速しており、台湾企業も例外ではありません。 この変革の波は世界的であり、新しい時代の経済競争力に関わるものであり、政府でさえも企業の DX推進 を支援しなければならない大きな出来事なのです。

私の考えでは、この変革は「ビジネスのクラウド化」と「データのクラウド化」の2つの要素で構成されています。 台湾では、ケータリング業界とデリバリープラットフォームの統合のように、ビジネスのクラウド化を実感されてWITHコロナ時代にはっきりと表れていますし、一般小売業や通販業界は、Eコマースをしなければならないことを知っていて、ビジネスの変革に取り組んでいます。 また、ビジネスの変革は消費者行動の変化を象徴しており、消費者中心の考え方の延長線上にあるデータのクラウド化へ進化し、企業は、消費者情報を新たな方法で保存し、利用するという課題に直面しています。

多くの企業では、コンセプトに対する理解が浅く、明確なイメージや設計図がないため、より多くの技術やデータの専門知識が必要であることが分かりました。WAVENETは、マーケティングテクノロジーとデータマーケティングのノウハウにより、企業がデータに基づく問題を把握し、どこに問題があるのかを洞察し、ビジネスの成長と成功を生み出すための解決策を支援しています。

2. Cookieless とアップルのATT政策により、2021年のメディア効果が低下している中、企業はコンテンツクリエイティブの重要性を再認識し、新メディアで新しいトラフィックや新しいコミュニケーションチャネルを探すなど、新たなソリューションを模索していますが、上記のような状況を前にして、今後の新たな解決策をどうお考えですか

Cookielessの時代には、まずCRMの会員データ、会員の購買行動データ、ブラウジングデータなど、自社のファーストパーティデータを持つことが重要です。これらのデータを照らし合わせてユーザー理解を深め、消費者プロファイルやシステムの可視化レポートを通じて、マーケティングチームはより正確で有力な意思決定を行うことができます。

従来は、Cookieを利用して把握し、リマーケティングを行っていましたが、それができなくなった今、企業側は、収集、獲得、クレンジング、解析する同時に将来の予測や解釈能力が最も重要となり、独自のデータベースを構築する必要があります。

そのために、マーケティングテクノロジーやシステムサービス プロバイダーによるシステムの導入と、専門のコンサルタントによるビジネス提案やデータの解釈を組み合わせる必要があります。このようなビジネス体験の導入は、ビジネスにおける問題の所在を明らかにし、解決策を提案することができます。

3. 2022年に向けて、ブランド企業はどのように準備をし、基礎を築くべきか

世界的なパンデミック後のデジタルトランスフォーメーションは、いわゆるニューノーマル、ニューエコノミーとなっており、国内外の企業は規模に関係なく、 DX推進 やクラウドへのデータ移行の緊急性、重要性を認識する必要があります。さらに、この貴重なファーストパーティデータをどうどう扱うかである。CookielessとアップルのATTポリシーは、現在消費者市場におけるデータプライバシーの重要性を証明しています。 2022年は、企業がデータやユーザーに対する理解を深め、サードパーティーの Cookie への依存を減らすための解決策を見つける重要な一年になるでしょう。

マーケティングパートナーやマーケティングテクノロジーベンダーが企業と連携し、マーケティングオートメーションやデータ分析プラットフォームの導入など、企業がデータを理解し、うまく活用するための適切なソリューションやマーケティングテクノロジーを見つけ出し、マーケティング競争力を高め、ビジネスの成長を生み出すことが完全な解決策であり、私たちの存在価値だと考えています。

今はまさにビジネスの変革期であり、WAVENETの観察によれば、多くのブランドがすでにFacebookやGoogleだけでなく、Twitter、LinkedIn、Criteo、theTradeDeskなどの新しいメディアや新しいトラフィックに、ニーズに合わせて他のメディアにもマーケティング予算を配分するようになってきています。 クロスメディア戦略の調整だけでなく、優れたデータ基盤の構築が企業の優先課題となっており、データをどのように収集し、ビジネス面からデータをどう解析するかなど、新しいマーケティング時代の重要な課題となっています。 新しいメディア秩序に直面し、既存のデータリソースを把握し、統合して再利用し、データを金に変えて新しいビジネスチャンスを見出すことが、次の10年のブランド企業の新しい姿であり、WAVENETが顧客の期待に満たせる存在価値でもあります。

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